音楽科カリキュラムと授業実践の国際比較―日本、カナダ、韓国、アメリカ、ドイツ、イギリスをめぐって

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  • サイズ B5判/ページ数 191p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784276311367
  • NDC分類 375.76
  • Cコード C1073

出版社内容情報

「音楽科カリキュラムと授業実践の国際比較」の成果を集成。各国(州)の実践事例と比較すべき日本の授業実践事例を選び、考察。

一昨年第15回まで5年、全国大会「課題研究」のテーマだった「音楽科カリキュラムと授業実践の国際比較」の成果を集成。比較対照する国は、カナダ、韓国、アメリカ、ドイツ、イギリスおよび日本の6ヶ国。このうち、カナダ、ドイツ、アメリカは州ごとに教育行政が独立しているので、各1州を取り上げて論じる。記述は各国(州)カリキュラムの概要と特色、授業実践事例、その概要と特色、と続き、各国(州)の実践事例を踏まえて、比較すべき日本の授業実践事例(各3例)を選んで同様に論じる。最後に全体を通して日本との比較を考察する。伝統音楽の扱いや創作への取り組みなど、音楽教育の今日的な課題について、国際比較の視点を持ち込んだ意義は大きい。

序 章 本書の趣旨
第1章 日本の音楽科カリキュラム
第2章 カナダ ブリティッシュ・コロンビア州のカリキュラムと授業実践―作成過程と原理に視点をおいて
第3章 韓国のカリキュラムと授業実践―自国の伝統音楽の扱いに視点をおいて
第4章 アメリカ カリフォルニア州のカリキュラムと授業実践―批評の扱いに視点をおいて
第5章 ドイツ ベルリン州のカリキュラムと授業実践―学力育成に視点をおいて
第6章 イギリスのカリキュラムと授業実践―学力とその到達目標に視点をおいて
終 章 5国の検討から得た今後の学校音楽教育への指針・展望

【著者紹介】
学校の音楽教育の理想とそのあり方を研究する組織として、学校音楽教育に関心のある大学教員、大学院生、小学校・中学校・高等学校・養護学校教員、それに指導主事等行政担当者の有志が集まり、1996年8月に設立された、比較的新しい学術学会。?@理論と実践の統合、?A音楽科の授業研究の方法、?B学校教育における音楽科の役割、?C指導内容とカリキュラムの開発、?D総合学習と音楽科、を当初の研究課題として掲げ、その後、日本の伝統音楽、創作授業、鑑賞授業、カリキュラムの国際比較等、共同研究の課題を広げつつある。

目次

第1章 日本の音楽科カリキュラム
第2章 カナダ ブリティッシュ・コロンビア州のカリキュラムと授業実践
第3章 韓国のカリキュラムと授業実践
第4章 アメリカ カリフォルニア州のカリキュラムと授業実践
第5章 ドイツ ベルリン州のカリキュラムと授業実践
第6章 イギリス イングランドのカリキュラムと授業実践
終章 5国の検討から得たカリキュラムと授業改善への指針と課題

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