内容説明
本書は,20世紀後半のアメリカ社会において,音楽教育が担っている重要な役割を具体的に示した名著である。その根底には,音楽を人間とその社会のなかに正しく位置づけて,人類の創造的発展に寄与させようとする強いヒューマニズムが流れている。それが音楽教育の現代化の哲学である。特に戦後最大の教育改革に直面しつつあるわが国において,本書は関係者と幅広い有識者に訴えかけるところが大であろう。
目次
第1部 現代の音楽教育の基礎(歴史的基礎;実践的,哲学的基礎)
第2部 現代の音楽カリキュラム(カリキュラムの改革;現代の音楽教育の教材;現代の音楽教育技術)
第3部 音楽教育の関連領域(個別的要求に応える音楽教育)
第4部 フィナーレ(教育的進歩に関する全国的評価;音楽教育―現在と未来)