内容説明
本書は、「見えない音」同士が美しく響きあうための「音律開拓史」や「見えない音楽」を見えるように転換した「楽譜誕生の歴史」をひもとき、さらには「見えない音」に不可思議な名前を順次付して音楽に編み上げていく「ドレミ誕生の秘話」を明かす。
目次
序 「見えない音楽」、だが「見える」かのように飛翔する音楽
第1章 「見えない音楽」を美しく鳴り響かせる「音律」の開拓
第2章 「見えない音楽」を記述する「五線譜」の誕生―古代ギリシア時代から20世紀に至る長い歴史
第3章 「見えない音楽」を記述する現代音楽のための譜法―「五線譜」を越えて
第4章 「見えない音楽」をシラブルでつづる「ドレミ」の誕生