出版社内容情報
カエターノ・ヴェローゾらが牽引し、ブラジルのポピュラー音楽シーンの分水嶺となった革新的なムーヴメント、トロピカーリアの全貌を丹念に描いた待望の研究書。
内容説明
若き日のカエターノ、ジルベルト・ジル、ムタンチス、トン・ゼーらが、1968年、軍事政権下で繰り広げた革新的な音楽プロジェクト、トロピカーリア。先駆的な美学と戦略でブラジルのカウンターカルチャーをリードし、世界のポピュラー音楽に絶大な影響を及ぼした、その全容がついに明らかになる!ブラジル音楽界の最高峰、カエターノ・ヴェローゾの出発点。“蛮行の庭園”に花開いたハイブリッド・ミュージック。
目次
第1章 輸出向けポエトリー―ブラジル文化における現代性、国民性ならびに国際主義
第2章 政治参加、ポップ・ミュージックとユニヴァーサル・サウンド
第3章 トロピカーリアの時
第4章 逆境の時
第5章 トロピカーリア、カウンターカルチャー、そしてアフリカから離散した民の繋がり
第6章 その後のトロピカーリア
著者等紹介
ダン,クリストファー[ダン,クリストファー][Dunn,Christopher]
1964年生。米ニュー・オーリンズのトゥーレイン大学でスペイン・ポルトガル学科の講座を持ち、アフリカン・ディアスポラの研究に従事する研究者。ブラジル研究会議のディレクターも務めている
国安真奈[クニヤスマナ]
1960年生。サンパウロ大学社会科学部卒。父親の転勤にともない、ブラジルのサンパウロ市で1983年まで暮らした。帰国後、官公庁や企業のための翻訳・通訳業に従事するほか、ブラジル音楽全般の歌詞対訳、ライナー・ノーツ執筆、音楽誌への寄稿も多く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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