内容説明
マーラーと20年間にわたって親しく交際し、そこで体験したことを日記に記録したN.B=レヒナーの手稿をもとに、大作曲家の実像を再現する貴重な歴史的資料。個人的経験から生まれた報告とはいえ、ここにはマーラーの生き生きした人間像が克明に描かれている。
目次
第1部 異国におけるマーラー(ブダペスト訪問;ベルヒテスガーデン―1892年夏;アッター湖畔のシュタインバッハ;ハンブルク訪問―1896年1月;ベルリンにおけるマーラーの演奏会―1896年3月16日;ミュンヘンでの試演演奏会―1897年3月24日;マーラーの人となりと風貌 ほか)
第2部 ヴィーンのマーラー(音楽シーズン―1897年5月―夏;チロルでの休暇;夏の休暇―1897年 ほか)