内容説明
超絶的な技巧と華麗な楽曲は人間の本質に迫るための手段にすぎなかった―大ヴィルトゥオーソとして近代ピアニズムをうち立て、音楽の宗教性と未来を志向した作曲家の生涯をたどる。
目次
生涯篇(少年時代;一八三〇年代のパリ・ロマン主義の幕開け;マリー・ダグー伯爵夫人―旅人のアルバム ほか)
作品篇(ピアノ曲;室内楽曲;オルガン曲;管弦楽曲;協奏的作品;宗教的声楽曲)
資料篇(リスト年譜;ジャンル別作品一覧)
著者等紹介
福田弥[フクダワタル]
1966年、水戸生まれ。慶応義塾大学文学研究科後期博士課程満期終了。音楽学(西洋音楽史学)専攻、リスト研究。1995~97年にハンガリー政府給費生(特別研究員)としてブダペシュトのリスト音楽院に留学。慶応義塾大学、明治学院大学、昭和大学で非常勤講師を務める
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