内容説明
世界最高のブラームス研究者で、「ブラームス新全集」を牽引する著者が、作曲家の実像に多角的に迫る。上巻は「ブラームスという男」「ブラームスの信条」「演奏家ブラームス」の各章を収録。最新研究を踏まえた、ブラームス評伝の新たな金字塔。
目次
第一章 ブラームスという男(容姿、気性、性格;成長期;様々な局面、ブラームスが目指したもの;職業音楽家ブラームス、その生活と同業者たち;ブラームスのライフスタイル;ブラームスと女性たち)
第二章 ブラームスの信条(若き作曲家の思考;研鑽のブラームス;円熟の作曲家、その理念;同時代人について;ブラームス、功績を振り返る)
第三章 演奏家ブラームス(ピアニスト ブラームス;指揮者ブラームス)
付録 楽友協会コンサート詳細
著者等紹介
マスグレーヴ,マイケル[マスグレーヴ,マイケル] [Musgrave,Michael]
イギリス生まれ。王立音楽大学でピアノとオルガンの学位を取得し、その後ロンドン大学で音楽学を専攻。同大学で長年教鞭をとる。1997年に退職し名誉教授に。2005年には、王立音楽大学・名誉フェローの称号を授与される。ゴールドスミス・カレッジ名誉教授。現在はニューヨーク市に住み、ジュリアード音楽院の大学院教授としてシューマンの音楽と音楽編集に関するコースを教えている。最近では、シューマンの音楽についての講演付きピアノ・リサイタルを開催している。研究分野は、19世紀から20世紀初頭のドイツ音楽、および同時期のイギリスの音楽界
天崎浩二[アマサキコウジ]
(有)ミュージック・サプライ代表取締役、ブラームス愛好家。アメリカ・ブラームス協会(ABS)会員
福原彰美[フクハラアキミ]
ピアニスト。14歳で初リサイタル(浜離宮朝日ホール)。15歳で単身渡米、サンフランシスコ音楽大学、ジュリアード音楽院で研鑽を積む。クリスティーヌ・ワレフスカ(Vc)、ナサニエル・ローゼン(Vc)、ピエール・アモイヤル(Vn)他と共演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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