出版社内容情報
世界的ピアニスト、マルタ・アルゲリッチの波乱の生涯を辿る。アルゼンチンの神童は十代のデビュー時から世界を席巻したが、奔放に見えるその生涯は、自己との葛藤の連続であった。親日家としても知られる彼女の実像に迫る一冊。
マルタ・アルゲリッチのおそらく世界初の伝記。本人に密着取材し、彼女の生地ブエノスアイレスにおける子供時代から、彼女の受けたピアノ教育、グルダ、ミケランジェリ、ホロヴィッツ、ポゴレリッチら個性的な名ピアニストとの出会い、1965年ショパン・コンクールでのセンセーショナルな優勝、3度の結婚生活と、父親の違う3人の娘のこと、闘病生活、日本のこと(別府音楽祭)などが非常にオープンに綴られていく。類稀な才能を持ちながら、人前で弾くことを苦にするあまり、コンサートをキャンセルしてしまうことも多かったアルゲリッチ。
いまや大巨匠の位置にあるピアニストのあたたかな人間性が胸に迫ってくる一冊です。
序章
1 ブエノスアイレス 子どもの庭
2 ラバイエ通り ヴィルトゥオーソの養成
3 ウィーン グルダとの魔法の修行
4 ボルツァーノからジュネーヴへ 火の試練
5 ハンブルク ヨーロッパ・デビュー
6 ハノーファー デビュー盤
7 ベルン 軌道の中断
8 モンカリエリ ミケランジェリの静寂
9 ニューヨーク ホロヴィッツを探して
10 ジュネーヴからブリュッセルへ 母親
11 ワルシャワ ショパン・コンクール 一九六五年
12 ロンドン 大恋愛
13 モンテビデオ 「突風」
14 リオデジャネイロ 恋人たち
15 ジュネーヴ 四散
16 ワルシャワ その二 ポゴレリッチ事件
17 モスクワ ロシアンな友情とファニータの死
18 ブリュッセル ピアニストたちの通り
19 サンタモニカ ジョン・ウェイン研究所
20 別府 日本への想い
21 アルゼンチン 帰国
22 パリ 子供の情景
謝辞
訳者あとがき
マルタ・アルゲリッチ・ディスコグラフィー
〔1〕録音&映像収録順
〔2〕作曲家(アルファベット順)&作品別
原書ディスコグラフィーへの解説(抜粋)
年譜
内容説明
家族のルーツ、神童時代、グルダとの出会い、輝かしいデビュー、初めてのレコーディング、キャリアの中断、恋愛・結婚・出産、ショパン・コンクール、子育て、闘病、日本と祖国、そして現在…迫真の伝記に明かされる天才ピアニストの実像。日本語版オリジナル完全ディスコグラフィー付。
目次
ブエノスアイレス―子どもの庭
ラバイエ通り―ヴィルトゥオーソの養成
ウィーン―グルダとの魔法の修行
ボルツァーノからジュネーヴへ―火の試練
ハンブルク―ヨーロッパ・デビュー
ハノーファー―デビュー盤
ベルン―軌道の中断
モンカリエリ―ミケランジェリの静寂
ニューヨーク―ホロヴィッツを探して
ジュネーヴからブリュッセルへ―母親
ワルシャワ―ショパン・コンクール一九六五年
ロンドン―大恋愛
モンテビデオ―「突風」
リオデジャネイロ―恋人たち
ジュネーヴ―四散
ワルシャワその二―ポゴレリッチ事件
モスクワ―ロシアンな友情とファニータの死
ブリュッセル―ピアニストたちの通り
サンタモニカ―ジョン・ウェイン研究所
別府―日本への想い
アルゼンチン―帰国
パリ―子供の情景
著者等紹介
ベラミー,オリヴィエ[ベラミー,オリヴィエ][Bellamy,Olivier]
1961年マルセイユ生まれ。ジャーナリスト。クラシック音楽専門の「ラジオ・クラシック」局で平日レギュラー番組を担当。他に『パリジャン』紙と『クラシカ』誌にも寄稿。テレビのドキュメンタリ番組も多数(フランソワーズ・アルディ、ディー・ディー・ブリッジウォーター、レナータ・スコット)手がけている
藤本優子[フジモトユウコ]
東京生まれ。桐朋女子高等学校音楽科卒業、パリ国立高等音楽院ピアノ科卒業。翻訳家・通訳・ライターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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