舞台裏の神々―指揮者と楽員の楽屋話

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784276217898
  • NDC分類 762.8
  • Cコード C1073

出版社内容情報

ウィーン・フィルの楽員であった著者が、オーケストラ演奏会やオペラ上演での裏話を収集、まとめたのがこの本。名指揮者の普段の姿やオペラのハプニング、楽員根性などの話があふれていて楽しく興味深い

内容説明

『指揮台の神々』の著者が抱腹絶倒の逸話で綴る巨匠たちの「知られざる」素顔。ステージで、舞台裏で繰り広げられる大音楽家たちのかなり怪しい行状の数々。

目次

ばらの騎士―シュトラウスよもやま話
旅の旅はかき捨て―楽旅の体験
ベームのあら捜しゲーム―グラーツ生まれの田吾作
猿も木から落ちる―カラヤン見聞録
プローベでの珍事
本番での珍事
ちっとは頭を使え―オーケストラ物語
Ais Des F A D=暇をもてあますなあ―管楽器奏者たちのさえずり
ディーヴァ、その他舞台に繰り出す有象無象
プロンプター、進行係、教授、作曲家、その他もろもろ

著者等紹介

シェトレ,ルーペルト[シェトレ,ルーペルト][Sch¨ottle,Rupert]
1957年、ドイツのマンハイムに生まれたチェリスト。ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で学んだ後、ハインリヒ・シフやアントニオ・ヤニグロのマスタークラスに参加。1983年以来ウィーン国立歌劇場とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団でフリーランサーとして活躍。その後ソリストとなり、目下さまざまな室内楽アンサンブルの組織や、音楽祭の運営、音楽書の執筆に活動の場を広げている

喜多尾道冬[キタオミチフユ]
1936年、和歌山県に生まれる。東京大学大学院でドイツ文学を専攻。目下中央大学教授。文学、音楽、美術、映画など芸術全般の形象研究、それに芸術と産業社会との関連を研究の対象にしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

91
ウィーンフィルを中心に舞台裏のアネクドートを集めた『指揮台の神々』の姉妹編。病的な吝嗇家で若手いびりが絶えないベームを早速吊し上げ。誰の面子も潰さず楽員の健康を配慮するカラヤンが好かれるのは当然。バーンスタインが情熱キスをスタンバイするなら客席から退場したくもなる。クレンペラーの「屁の合図」など重複ネタも散見。楽器に釘入れ、落書き、イカサマ通訳…敷かれっぱなしで終わらない楽団員の日常は復讐と悪戯に余念がない。予想だにしない混乱が起こる現場は更に当意即妙を要する。栄光の時代は妙な形でタフさが試されたようだ。2022/06/24

おとん707

15
劇場やコンサートホールで繰り広げられるオペラやコンサートの数々。だが聴衆の知らないところでとんでもないことが起こっている。そんな裏話を集めた本。著者と関係の深いウィーンフィルのとんでも話が多い。巻末には話の元ネタを提供した人々の名前が列挙されているがウィーンフィルの名手の名が連なる。ダジャレや言葉遊びに引っ掛けた笑い話は翻訳泣かせだっただろう。なお、日本公演での笑い話には一読して気付く著者の誤解もあるがあとがきで訳者もそれに触れている。また、予備知識がないと分からない話も多数ある。その意味ではマニア向け。2025/01/28

hr

1
図書館本。カラヤンとベームの人間くささが面白い。2021/03/14

ニョンブーチョッパー

1
2007/07/03

みるて

1
図書館の本 読了 初Rupert Sch¨ottle 2013/02/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/64143
  • ご注意事項

最近チェックした商品