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内容説明
残された貴重な映像、CDほかファニー・アルダン主演ゼッフィレッリ監督の新作映画でオペラ・ファンでなくとも今世界中で話題。名ソプラノ、マリア・カラス(1923~1977)の波乱に富んだ生涯が、気鋭の女流伝記作家によって明らかにされた。そこに現れた一人の女性としての生きかたが共感を呼ぶ。マリアから学ぶものは「純粋」「本物であること」そして「威厳」。だが彼女が求めていたものは、ただひとつ…オナシスの「愛」。
目次
ニューヨーク―一九二三~一九三七年
アテネの学生時代
戦争時代―一九三九~一九四五年
ナチスの軍靴はアテネから消え
ニューヨーク・オペラ界への船出―一九四五~一九四七年
イタリア・デビュー:ヴェローナ―一九四七年
ディーヴァ誕生:ヨーロッパでの成功から
マリア・カラス・メネギーニ
マリア・メネギーニ・カラス
変身〔ほか〕
著者等紹介
エドワーズ,アン[エドワーズ,アン][Edwards,Anne]
「伝記の女王」と賞され、ヴィヴィアン・リー、故ダイアナ元英国皇太子妃、キャサリン・ヘップバーン、バーブラ・ストライザンドなどの生涯を描いて脚光を浴びる。現在、米国カリフォルニア州ビヴァリーヒルズに在住
岸純信[キシスミノブ]
1963年生。オペラ研究家。関西大学法学部卒業。高校在学時より声楽のピアノ伴奏に従事。(株)河合楽器製作所、昭和音楽大学勤務を経て現職。日本ヴェルディ協会編集委員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マリリン
49
著名人の登場や世界的な活躍を含め、生き方そのものが壮大なオペラの舞台を観ているかのように終始カラスの歌声が微かに聴こえてくる。複雑な環境で育った幼少期も、結婚生活も、才能に恵まれながら常に不穏な影が付きまとうような人間関係。現代は変わったかもしれないが当時のイタリア人の家族関係は意外だった。恋に彷徨い愛に生きた中で、容姿の変化と共に持って生まれた才能と努力を一挙に開花させた。裏切られても深く愛していたのはオナシスか。歌う事は身体そのものが楽器。度重なるストレスで蝕まれたのは身体と心。最後の公演は札幌。 2021/09/27
加悦
2
マリア・カラスというと伝説のオペラ歌手、というイメージを持っていましたが、誰よりも悩んで誰よりも努力してつかみ取った栄光の姿なんだということを知りました。誰もがうらやむ物を手に入れたのに、本当に望んだ物は手に入らない姿が切なくなります。2012/02/05
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