内容説明
ピアノの巨星・スヴャトスラフ・リヒテル(1915~1997)の“語りおろし”。
目次
第1部 一九七九~一九八三年(ウィーンの謝肉祭(シューマン)
抵抗の魂(シューベルト)
パックの踊り(ドビュッシー)
人間とピアノ(ベートーヴェン)
私は葬儀で演奏する(サン=サーンス) ほか)
第2部 一九九二年のリヒテル(デルフトの眺望(ドビュッシー)
楽曲をめぐる五十五の断想)
著者等紹介
ボリソフ,ユーリー・アリベルトヴィチ[ボリソフ,ユーリーアリベルトヴィチ][Борисов,Юрий Альбертович]
演出家・映画監督。1956年、名優オレク・ボリソフの息子としてキエフに生まれる。レニングラード音楽院で音楽劇の演出を学ぶ。卒業制作をモスクワ室内歌劇場で行ない、同劇場に1988年まで勤務し、『ショスタコーヴィチをやろう』、『南京虫』等を演出。続いて、『プーシキンへ』(ソヴィエト文化基金、1989年)、『スペードの女王』(オレク・ボリソフ劇団、1991年)、『箱に入った男』(同、1992年)等を演出、また監督した映画に『悪魔よ、私は退屈だ』(1993年)がある。その後もロシア文化基金主催の国際演劇祭等で多くの演出を手がけている。1999年、父親の日記を編集し、『句読点なしに』として出版、これに基づく映画も製作し、同年、ヤルタでのテレビ映画祭でグランプリを獲得している。現在、ヌレーエフに関するテレビ映画を製作中。モスクワ在住
宮沢淳一[ミヤザワジュンイチ]
1963年生まれ。青山学院大学国際政治経済学部・早稲田大学第一文学部(ロシア文学)卒業。早稲田大学大学院、早稲田大学助手・講師、トロント大学客員教授等を経て、現在、慶応義塾大学・法政大学・青山学院大学ほか講師。ロシア文学・カナダ文学、音楽学、メディア論、情報リテラシー
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感想・レビュー
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