出版社内容情報
「ブルックナーはこう聴けばいいのか!」――気鋭の音楽学者が贈る、作品探索の心強いガイド。交響曲から合唱曲まで主要作品を網羅したわかりやすい解説を柱に、エッセンスをコンパクトにまとめた伝記、人柄が伝わる親しみやすいエピソードを紹介するコラムという3パートで時系列に沿って各章を構成、ブルックナーの全貌を解き明かす。いちばん知りたい交響曲は全曲取り上げるのはもちろん、すべての稿を詳細に解説、さらに独自分析による形式ガイド表で構造も明らかに。すべての作品解説に参考音源のYouTubeアートトラックへのリンクをQRコードで掲載、実際に作品を聴きながら読み進められるのもポイント。専門用語を解説した用語集、ジャンル別・作品番号順の作品一覧、交響曲の稿とおもな版のリスト、さらに深く研究するための文献一覧など、資料も充実。幾重にも虚像のヴェールに覆われていた作曲家の真の姿がいま明らかになる。生誕200年記念出版。
内容説明
初心者からマニアまで、ブルックナーを聴くならまずこの一冊!エッセンスをコンパクトにまとめた伝記。全交響曲のすべての稿をはじめとする主要作品の詳細かつわかりやすい解説。キャラクターが伝わるコラムの3パートで各章を構成。時系列でブルックナーの全貌に迫る!すべての作品解説にQRコードを添付。実際に作品を聴きながら読める!作品の構造を図示した形式ガイド、本文で登場した専門用語を解説する用語集、編成まで記載された作品一覧、交響曲の稿とおもな版一覧、文献一覧など資料も充実!
目次
第1章 目覚めの時―1824~55年/0~31歳
第2章 研鑽の時―1856~63年/32~39歳
第3章 祈りの時―1864~68年/40~44歳
第4章 芽生えの時―1869~74年/45~50歳
第5章 豊穣の時―1875~84年/51~60歳
第6章 屹立の時―1885~96年/61~72歳
第7章 神話の形成と分解―多様なるブルックナー像の構築へ
著者等紹介
石原勇太郎[イシハラユウタロウ]
1991年生まれ。東京音楽大学器楽専攻(コントラバス)在学中から音楽学に興味を持ちはじめ、修士課程から本格的に音楽学に転向。2016年、東京音楽大学大学院修士課程(音楽学研究領域)修了。専門は音楽分析、特にアントン・ブルックナーの交響曲に関する研究。作曲や指揮といった音楽実践の場での活動にも積極的で、2014年、第25回朝日作曲賞(吹奏楽)を受賞。2023年には自身の補筆したブルックナーの“交響曲第9番”第4楽章が初演、CD化もされた(Altus:ALT544/5)。現在、東京音楽大学大学院博士後期課程(音楽学)に在学(博士論文審査中)。国際ブルックナー協会、アメリカ・ブルックナー協会、日本音楽学会各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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