出版社内容情報
文化を育てるという理想に燃えた地方都市の新たな試みとして、一九九〇年水戸芸術館が誕生、館長として吉田秀和氏が就任、長い評論活動中に温めた「理想のオーケストラ」を実現させるべく創設したのが、小澤征爾氏の指導する水戸室内管弦楽団である。本書はその十年の活動で「日本人はどこまでできたか」、そして「理想」が実現できたかを中心に、吉田・小澤両氏、楽団員、客演指揮者の話や公演批評等、さまざまな角度から検証する。
内容説明
文化を育てるという理想に燃えた地方都市の新たな試みとして、一九九〇年水戸芸術館が誕生、館長として吉田秀和氏が就任、長い評論活動中に温めた「理想のオーケストラ」を実現させるべく創設したのが、小沢征爾氏の指導する水戸室内管弦楽団である。本書はその十二年の活動で「日本人はどこまでできたか」、「理想が実現できたか」、「室内オーケストラならではの魅力」を中心に、吉田・小沢両氏、楽団員、客演指揮者の話や公演批評等、さまざまな角度から検証する。楽団員の紹介、活動の詳細な記録も収録。
目次
吉田秀和氏の「理想の室内管弦楽団」とは
マエストロ小沢征爾、「水戸での実験と成果」を語る
楽団員の語る「水戸室内管弦楽団」
共演者たちの語る「水戸室内管弦楽団」
日本人の西洋音楽における新たな可能性を実現した水戸室内管弦楽団
「水戸室内管弦楽団」の海外・国内での評価
水戸室内管弦楽団第二回ヨーロッパ・ツアー(二〇〇一年)全行程レポート
「水戸室内管弦楽団」CD紹介
「水戸室内管弦楽団」メンバー紹介
著者等紹介
諸石幸生[モロイシサチオ]
1948年生まれ。早稲田大学法学部卒業。(財)音楽鑑賞教育振興会で10年間、鑑賞指導の普及・啓蒙に努める。また『演奏家大事典』の編纂も行なう。1981年『音楽通信』を刊行、その後、フリーの音楽評論家、ジャーナリストとなる。新聞・雑誌への執筆のほか、放送番組などでも解説者を務めている
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anaksi
うな坊
ニョンブーチョッパー