内容説明
『レコード芸術』好評連載の「東欧採音譚」、書籍化第2弾!『東欧音楽綺譚』に続き後半24回分を収載。東欧の音楽、および東欧的文化現象を語る。
目次
三輪眞弘+前田真二郎『新しい時代』の蘇演
ビョークの『ピエロ・リュネール』を妄想する
トーマス・アデス“皆殺しの天使”を観て
ケルンのマーラー“交響曲第5番”:ロトとギュルツェニヒ管弦楽団
挑発:コパチンスカヤとレシェンコ
越えられない国境/未完の防衛線
クラヴィコードを触りながら考える
アルトシュテットとハイドン・フィル
音楽の感触/触覚の音楽
もう一度バッチャーニの話
芸能の地平へ:宇多田ヒカルの彼方
ドビュッシー晩年の作品群、そして『グレン・グールドのピアノ』
プファルツの楽師村・ポザウネンコア・バルカンのブラス
バルトークと第一次大戦末期の「歴史的演奏会」
映画『この歌は誰のもの?』
クルレンツィス+ムジカエテルナ+コパチンスカヤの来日
ドホナーニ家の群像
ウラジオストクにて
『右ハンドル』と「ろっ骨レコード」
ヘボ仕立て屋ではない!
加藤洋之による新ウィーン楽派の音楽
ジョシポヴィッチの描くシェルシ
コパチンスキ家のモルドヴァ
ユリウス・イッサーリスの遺したもの
著者等紹介
伊東信宏[イトウノブヒロ]
1960年京都市生まれ。大阪大学文学部、同大学院修了。博士(文学)。ハンガリー国立リスト音楽大学客員研究員、大阪教育大学教育学部助教授などを経て、大阪大学大学院文学研究科教授。『バルトーク―民謡を「発見」した辺境の作曲家』(中公新書、1997年)で吉田秀和賞、『中東欧音楽の回路―ロマ・クレズマー・20世紀の前衛』(岩波書店、2009年)でサントリー学芸賞を受賞。東欧の音楽史、民俗音楽研究を専門とし、「東欧演歌研究会」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Wataru Hoshii
Go Extreme
Bevel