魅惑のウィンナ・オペレッタ (新装改訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784276210493
  • NDC分類 766.2
  • Cコード C1073

内容説明

かつてウィーンのフォルクスオーパーは“夢をつむぐ劇場”だった。ウィンナ・オペレッタは歴史的には終焉した―しかし、オペレッタは死なない。オペレッタを愛してやまない、(財)日本オペレッタ協会会長で演出家の寺崎裕則氏が、オペレッタの興亡とその魅力を、多くの作品解説とともに余す所なく伝える。

目次

ウィーンとワルツ
オペレッタ前史
ウィーンの冬
ジャック・オッフェンバック
ウィーンの春
ウィンナ・オペレッタの“黄金時代”
ヨハン・シュトラウス二世
“黄金時代”の花々
ウィーンの夏
黄昏のウィーン
“黄金時代”から“白銀時代”へ
ウィンナ・オペレッタの“白銀時代”
ウィーンの秋
“白銀時代”の花々
夢をつむぐ劇場

著者等紹介

寺崎裕則[テラサキヒロノリ]
学習院大学経済学部卒業後、文学座演出部に入座。三島由紀夫とともにNLT、浪曼劇場を創設、三島演劇を上演。三島氏の死去により解散。その後、劇作家宇野信夫に師事、1960年より新歌舞伎の演出に携わる。74年文化庁在外研修員としてベルリン・コーミッシェオーパーで演出家ヴァルター・フェルゼンシュタインに師事、氏の死により最後の弟子となる。77年、日本オペレッタ協会を創立、86年、西麻布にオペレッタホールを創設。90年度第18回「ジロー・オペラ“特別賞”」受賞。91年財団法人となり、日本にオペレッタ本来の姿と、歌舞伎のエッセンスを隠し味に加え、オペレッタの創造と普及に当っている。93年オペレッタ普及の功により、ウィーン州並びにウィーン市より、“金の栄誉勲章”を授与される。98年、長年のオペレッタ普及活動とそのすぐれた舞台成果に対し「音楽之友社賞」と「トヨタ音楽賞」を受賞。現在、松竹演劇部嘱託、新国立劇場評議委員。早稲田大学独文科・演劇学科、昭和音楽大学・同大学院、講師を歴任。新歌舞伎、オペラ、オペレッタを演出。オペラ、オペレッタに関する著作や歌舞伎の評論、エッセイ等多数
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感想・レビュー

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wasserbaron

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オペレッタの祖と目されるオッフェンバックからハプスブルク帝国末期のレハールやカールマーンまで、オペレッタの栄枯盛衰の歴史と主要作品の紹介を軽妙な文体で展開する。主役はもちろんヨハン・シュトラウス二世。読んでいるだけでオペレッタを楽しんでいる気になれた。ただ、20世紀に入りオペレッタが時代の流れについていけずに帝国ともに衰退し、アメリカのミュージカルに代わられるところは哀愁を感じる。現地観賞の予習にも最適。

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