出版社内容情報
ヴェールを剥がされたショパン。
即興するショパン、教えるショパン、
恋するショパン、お洒落なショパン、商売上手なショパン。
その矛盾に満ちた素顔が、さまざまな証言によって明かされる。
青柳いづみこ(ピアニスト・文筆家)
著者アダム・ザモイスキは、当時ショパン本人を支援していたポーランド貴族の末裔。ロンドン在住の歴史家・著述家で、これまでに2冊のショパンと14冊のポーランド史に関する著作がある。本書はショパンを社会、政治、貴族を中心とした人間関係の中でとらえ、ジョルジュ・サンドとの関連も興味深く、珍しい原資料が扱われている好著である。
目次
抑制された神童時代
学びの日々
音楽の天才
青春の情熱
ウィーン
ロマンティックなパリ
流行のピアニスト
二番目の恋
芸術と政治
すべてを超えた愛
夫婦生活
ショパン信仰
愛の終わり
険悪な諍い
ロンドンとスコットランド
天の嫉妬
著者等紹介
ザモイスキ,アダム[ザモイスキ,アダム] [Zamoyski,Adam]
ポーランドの大貴族ザモイスキ家の直系として、1949年ニューヨーク市に生まれる。イギリスに渡って教育を受け、オックスフォード大学クィーンズカレッジで歴史学を専攻。BBC勤務後、『フィナンシャル・タイムズ』紙、『ヒストリー・トゥデイ』、『タイムズ・リテラシー・サプルメント』に執筆を重ね、1980年に本書の前身『ショパン』を出版する。ポーランドを中心にヨーロッパ史に関わる重要な歴史書10作品を次々に発表し、とりわけ2018年の近著『ナポレオン・神話の影の男』は高く評価され、この作品をめぐるシンポジューム、YouTubeで公表されている
大西直樹[オオニシナオキ]
国際基督教大学名誉教授(アメリカ文学、アメリカ学専攻)。現在、桐朋学園大学音楽学部科目等履修生。7歳からピアノを始め、現在に至る
楠原祥子[クスハラショウコ]
ピアニスト、桐朋学園大学音楽学部特任講師。桐朋学園高校音楽科、同大学音楽学部ピアノ専攻卒業。その後ポーランドに留学、国立ショパン音楽大学研究課程にてバルバラ・ヘッセ・ブコフスカクラス修了。日本各地とポーランドで演奏活動を行い、ポーランド人ピアニストとの親交も深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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霧
Go Extreme
lovejoy
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