内容説明
「私が絶対にレコーディングしたいと思っていた或る作品について、遠慮がちに異論が持ち出されたんですよ。それが何という作品か、当ててごらんになりますか?それは、『ゴルトベルク変奏曲』だったんですよ!」孤高の天才が音楽、コンサート、レコーディング、自身のことなどを語りつくす。没後まもなく20年、私たちは、彼のことを本当に理解していたのだろうか。
目次
第1部 対話集(日常のグレン・グールド;自宅にて;隠退間近に;デュオ;そこでラジオが音楽になる;夜人間)
第2部 ヴィデオ座談会(世間とのかかわり;演奏と演奏家;音楽、コンサート、レコーディング;作曲家たち)
第3部 付録(グレン・グールドへの質問表一九五二年一月;最後のインタヴュー;たわむれに記憶はすまじ、あるいはトロント・シンフォニー・オーケストラの思い出)
著者等紹介
モンサンジョン,ブリューノ[モンサンジョン,ブリューノ][Monsaingeon,Bruno]
映像作家・ヴァイオリニスト。1943年生まれ。1973年から81年にかけて、グールドの映像作品を何本か制作する。グールドの著作集『Le dernier puritain(最後のピューリタン)』『Contrepoint `a la ligne(線の対位法)』をフランス語で翻訳出版するなど、フランスにおけるグールド紹介の第一人者として知られる
粟津則雄[アワズノリオ]
フランス文学、文芸評論、美術評論。1927年生まれ。1970年、『詩の空間』『詩人たち』により第8回歴程賞を受賞。1982年、『正岡子規』により、第14回亀井勝一郎賞を受賞。1993年、紫綬褒章受章。1998年よりいわき市立草野心平記念文学館館長を務める
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感想・レビュー
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