内容説明
名曲の裏側をのぞき“音符たち”を楽しく解説!「ロマン派の中のロマン派」シューマンと「規則にも縛られず、自由闊達な」ハイドン。日本クラシック界の重鎮・池辺晋一郎の代表著作『音符たち』シリーズの新装版化完結!!
目次
早くも貫かれた個性!―弦楽四重奏曲 作品1
工夫に満ちた晩年の傑作―トランペット協奏曲
ユニークなフレーズの構築―協奏交響曲 変ロ長調
1人で3つの家の父!―クラヴィーア・ソナタ集
規則が何だ!私が規則です―交響曲 その1
シンフォニックで気宇壮大―ミサを3曲
「4大」のうちの2つ!―2つのチェロ協奏曲
当時の人気を想ってみます―歌曲いくつか
揺り籠の中のスケルツォ―弦楽四重奏曲作品33
ヘンデルに負けじ!―オラトリオ《四季》
作曲は嵐の夜のごとし…―交響曲《朝》《昼》《晩》
どんな時も真摯な創作姿勢―ロンドン・トリオ
喜劇への大真面目なアプローチ―オペラ《月の世界》
作曲しつつほくそ笑んだかな?―協奏曲3つ
やりたい放題、怖いものなし―交響曲第76、90番
幻想?奇想?どちらでも…―「幻想曲」~クラヴィーアのための
ホルンの完成を先取り―ホルン協奏曲
時代と時代とに橋をかけた作曲家―クラヴィーア・トリオ
時代を超えたユニークさ―弦楽四重奏曲《ひばり》ほか
充実の主題作り―《V字》と《オックスフォード》
すべてのページに自信があふれ…―《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》
晩年。だが進取の心―ザロモン・セット第1期から
200年を隔てて今も刺激的!―ザロモン・セット第2期
音楽史上稀有な作曲家―オラトリオ《天地創造》
著者等紹介
池辺晋一郎[イケベシンイチロウ]
1943年水戸市生まれ。作曲を池内友次郎、島岡譲、矢代秋雄、三善晃の各氏に師事。67年東京芸術大学卒業。71年同大学院修了。在学中、安宅賞、66年日本音楽コンクール第1位、同年音楽之友社室内楽曲作曲懸賞第1位、67年中西音楽賞第3位、68年音楽之友社作曲賞などを受ける。以後、ザルツブルクTVオペラ祭優秀賞、イタリア放送協会賞3度、国際エミー賞、芸術祭優秀賞4度、尾高賞3度、毎日映画コンクール音楽賞3度、日本アカデミー賞優秀音楽賞9度(うち3度最優秀賞)、2022旭日中綬章など。東京音楽大学名誉教授、東京オペラシティ・ミュージックディレクター、石川県立音楽堂洋楽監督、姫路市文化国際交流財団芸術監督、世田谷区音楽事業部音楽監督ほか多くの文化団体の企画運営、コンクール選考などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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