ふたたびウィーンはウィーン―ウィーンの音楽をもっとよく知るために

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784276201170
  • NDC分類 762.346
  • Cコード C1073

内容説明

ウィーン、チューリヒを中心に人生の半分以上をヨーロッパで過ごしてきた著者によるウィーン音楽讃である。シューマン研究の泰斗として世界的な名声を獲得するかたわら、常に心から離れなかったウィーン音楽の魅力を、さまざまな視点から鋭く、深く綴った随想的音楽論である。滋味豊かで奥深いウィーンの音楽をもっとよく知るための最良の一冊。

目次

宮廷・聖堂・文化
春のディヴェルティメント
超越と人間―芸術「慰め」
絵に思う「ウィーン」三題
オペレッタのヒット
日本この秋に、ウィーンの歌
ウィーンの森、秋たけなわ
メロディの不思議、あるいは“ウィーンの森の物語”
森の散歩―「連想」を呼ぶ風景
ブラームスと『森の故郷』―ペーター・ロゼッガーの『未知の客』
ウィーン・フィルの実力―この春の来日公演、ひとつのプログラムに寄せて
ブルックナー再考・その1―ブルックナーの交響曲/巨きいイメージへの「断想」と「追記」
ブルックナー再考・その2―ブルックナーの交響曲/「第0番」と「第一番」

著者等紹介

前田昭雄[マエダアキオ]
1935年(昭和10年)東京に生まれる。1942年神奈川県大磯に疎開、以後十代の終わりまで湘南に育つ。東京大学文学部、同大学院で美学を専攻、1961年以後ウィーンに留学、音楽と音楽学を学ぶ。1967年哲学博士。1972年以後はスイスに在住、チューリヒ大学で教鞭をとる。1985年以来ローベルト・シューマン全集編集主幹。1987年、ハイデルベルク大学にて教授資格国家試験に合格、以後同大学にて私講師、のちに教授として2001年まで勤務。現在大阪芸術大学教授、ウィーン大学客員教授
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ドイツ語勉強中

1
Wien bleibt Wien. レコ芸の連載だったということで、聴いたことのない交響曲の感想などは飛ばし読みした箇所も。 子供がシュトラウスにどハマりしているのがきっかけで読んでみたが、半音階のテクニックというのはたしかに彼の曲の魅力だ。 ブラームスもあらためて聴き直したくなった。2025/01/14

しょうち

0
芸術家の感性に存分に触れることができる作品。 クラシックの本場ウィーンを学びたいと思い手に取った一冊で、内容はウィーンとベートーベンなど音楽家の関わりから始まり、政治や建築から哲学的なところまで著者の主観であるが触れることができる。 その歴史全てが美しい。途中で音楽の専門的な解釈も出てくるが、これも実際のクラシックなどを聞いた際に、私のような素人が感じることと、著者のようなプロが感じること、そして本来の歴史的な意味を比較できるため、これからクラシックを聞くのが楽しみになる。2013/10/31

Fantastic_Tommy

0
今秋の渡欧の予習にと思って読みましたが、ド素人のぼくには難しい過ぎたようです。でも、せっかくなので現地で、なんか、クラシックを聞けるようにしよう!2012/06/26

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