内容説明
モーツァルトの真髄はなんといってもオペラだ。ワーグナーを語り、ヴェルディ、プッチーニを語れば、やはりモーツァルトで激論の火花は散る。それがいつしか日本の伝統芸術―歌舞伎と接点を持つのも本書の興味深いところ。
目次
オペラは地上5センチの芸術だ
ベルカントは人間本来の歌
小林秀雄とのある午後
岡本太郎とのある午後
モーツァルトと白馬
モーツァルトの素顔とその真髄
小林秀雄とモーツァルト
モーツァルトのオペラを語る
「感情の世紀」の芸術
手紙にみる人間モーツァルト
パリとオペラ
歌舞伎からオペラへ
生みの母より育ての母か
雨の日のモーツァルト
チマローザ・モーツァルト・現代
奇跡の人モーツァルト
夫はやはり天才でした