出版社内容情報
『ムジカノーヴァ』2021年8月号~2022年7月号連載「導入期のピアノレッスン 練習しない子のための教材選び」に加筆修正を行い、1冊にまとめたもの。
保護者の協力のもと家庭で練習をしてくるのが当たり前だった昭和のピアノレッスン風景は、現代において様変わりし、開始年齢も多様化している。既存の教本をなんとなく与えるやり方では対応できなくなっている今、生徒が「何ができて、何ができないのか」を的確に見極め、一人ひとりに合わせたレッスンを組み立てる力が、ピアノ指導者には不可欠になっている。
本書では、両手同時奏(両手を同時かつ別々に動かすこと)を目標に、ピアノ演奏に必要な3つのスキル「音感・リズム感」「テクニック」「譜読み」の観点から、生徒一人ひとりに合わせた指導内容について、考え方と具体的な事例をお伝えする。
指導を始めたばかりのピアノ講師、教え方に悩む全ての方におすすめの一冊。
内容説明
多くのピアノの先生方が直面しているお悩み、「生徒が練習してこない」。全国のピアノの先生方と研究を重ねてきた著者が、具体例とともに、生徒が「できること」「できないこと」を見極め、ピアノを楽しく続けられる方法を紹介します。
目次
第1部 レッスンを組み立てる(練習時間がとれない生徒たち;ピアノ演奏に必要な三つのスキル―「音感・リズム感」「テクニック」「譜読み」 ほか)
第2部 音感・リズム感を育てる(手遊びで音感を育てる;民謡・童謡で音感を育てる ほか)
第3部 テクニックを伸ばす(手遊び歌と1本指でテクニックの基礎作り;ミドルCを始める ほか)
第4部 譜読みの力をつける(譜読みから初見への導き方;ヘ音記号のCポジションの読譜)
第5部 事例に合わせたピアノレッスン(教材選びのケーススタディ;オンラインレッスンの組み立て方)
著者等紹介
山本美芽[ヤマモトミメ]
ピアノ教本研究家。東京学芸大学大学院教育学研究科修了。音楽ライター・ピアノ講師として活動しながら、ピアノ講師が集うFacebookグループ「山本美芽ライティング研究会」を主宰、レッスン現場の問題について調査研究を行う。ピアノ教本セミナーに300回以上登壇。ピアノを故・多喜靖美、根津栄子に師事。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)指導会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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AKO