出版社内容情報
ドイツ留学中に局所性ジストニアを患い、現在は「左手のピアニスト」として活躍する著者が、身体の力を無駄なくピアノへ伝える方法を伝授する。月刊誌『ムジカノーヴァ』2019年12月号~2021年4月号の連載「なんでピアノを弾くと疲れるの?左手のピアニストが見る正しい奏法」の内容を大幅に改変・再構成しまとめている。身体の使い方に関する「4つのテクニック」と、ピアノの練習に役立つ「4つのヒント」を合わせて「スマート奏法」として紹介しており、ジストニアのリハビリや左手一本での演奏など、さまざまな経験を積んだからこそ編み出すことのできたこの極意を余すところなく習得することができる。ピアノの練習をすると「手や腕が痛くなる」「力んでしまってすぐに疲れる」と悩んでいる方、また、効率のよい練習方法を学びたい方にぜひ手にとってほしい一冊。
内容説明
ちょっとまって、その弾き方。余計な力は入っていませんか?難病を乗り越えた左手のピアニストだからこそわかる、ピアノをスイスイ弾きこなすウラ技を惜しみなく伝授!
目次
第1章 あなたに「スマート奏法」を習得してほしい理由(「スマート奏法」とは?;ピアノを弾くと疲れるのはなぜ? ほか)
第2章 今すぐ身につけたい4つのテクニック(指さばき;手さばき“遅” ほか)
第3章 ピアノ力向上に役立つ4つのヒント(リズム;ペダル ほか)
第4章 ミニお悩み相談室(Q1~6)
著者等紹介
智内威雄[チナイタケオ]
1976年埼玉県生まれ。東京音楽大学在学中にミラノにて研鑽を積む。卒業後ドイツハノーバー音楽大学に入学し、各種国際コンクールにて入賞。2001年に局所性ジストニアが発症し休学してリハビリを学ぶ。2004年ドイツでデビュー。左手のピアニストとして活躍する一方で、「左手のアーカイブ」プロジェクトを設立し、芸術振興事業と教育福祉事業を行い、その復興普及活動がメディア各社にて取り上げられている。2018年に世界初の左手のピアノ国際コンクールを開催し、高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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