内容説明
素晴らしい弟子たちを育てたモスクワ音楽院教授ゲンリッヒ・ネイガウスの、示唆に富んだピアノ講義録。そして人間ネイガウスの実像に触れる逸話集。学生たちを愛し、また生徒たちからも熱狂的に愛された名教授の演奏芸術に近づく、ピアノ・レスナー、音楽ファンにささげる本。
目次
第1部 ゲンリッヒ・ネイガウスのレッスン(ネイガウス金言集;音楽とはなにか;演奏するということ;ベートーヴェンに関するセミナー;ベートーヴェンのソナタその内容と形式について―ベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ第12番」公開レッスンの速記による ほか)
第2部 回想のネイガウス(幻いころの想い出;キエフの出会い;スヴェルドロフスクの流刑時代とその後;ネイガウスと小説家パステルナーク;ネイガウスとリヒテル、そしてギレリス ほか)
著者等紹介
リヒテル,エレーナ・ルドリフォヴナ[リヒテル,エレーナルドリフォヴナ][Рихтер,Елена]
現代ロシアのピアニスト、ピアノ音楽教師。モスクワ音楽院ピアノ科で、ゲンリッヒ・ネイガウスに学び、1962年に卒業。同じくモスクワ音楽院大学院においてスタニスラフ・ネイガウスの指導のもとで研鑽を積み、1967年に卒業。1973年よりモスクワ音楽院で教鞭を執る。日本にもたびたび訪れ、マスター・クラス、コンサート活動を行う。現在モスクワ音楽院教授
森松皓子[モリマツアキコ]
山口県出身。神戸市外国語大学卒。これまでにウラディーミル・トロップ、イリーナ・メジューエヴァほか、ロシアの音楽家の通訳および、雑誌連載の翻訳に従事。国際音楽祭のマスター・クラスでは、イーゴリ・ニコノーヴィッチ、ウラディーミル・トロップ両教授の通訳。CDの解説翻訳やバレエ関係の仕事にも携わる。通訳案内業免許取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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