若いピアニストへの手紙―技術をみがき作品を深く理解するために

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  • サイズ A5判/ページ数 120p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784276143555
  • NDC分類 763.2
  • Cコード C1073

出版社内容情報

ピアノの演奏技術を簡潔に説明している本だが、西洋音楽の根本的語法の理解に役立ち、音楽家としての生き方をも考えさせる秀逸な内容。小澤征爾推薦。

内容説明

ピアニストに必要な具対的な練習方法を教えるだけでなく、つねに“音楽とは何か”が語られている。

目次

ある人生
教育
自由さ、あるいは足かせのない音
演奏
リズム

様式
練習方法
補遺 ピアノ演奏のテクニックとピアノのメカニックな機能との相互関係について

著者等紹介

ファシナ,ジャン[ファシナ,ジャン][Fassina,Jean]
幼少よりパリ国立高等音楽院に学び、ポーランドにてパデレフスキの弟子ヘンリク・シュトンプカの指導の下で、パデレフスキの芸術観を受け継ぐ。ここでの数年間は、ジャン・ファシナのその後の経歴に決定的な意味をもっている。彼は、1961年から1975年にかけて、西欧諸国、旧ソヴィエト連邦共和国を含む東欧諸国のほとんどの国、またカナダ、アメリカ合衆国、そして日本において、比較的短いながらも集中的なコンサート活動を行った後、その天職である教育活動に人生を捧げている。彼の教育活動は1970年頃にはじまるが、10年ほどの間に、フランス国内外を問わず、多くの芸術家を輩出している。サルッツォ音楽高等アカデミー(イタリアの北部トリノ県に在)、および、ニース音楽アカデミーの教授をつとめるとともに、ワルシャワのショパン音楽院、ニューヨークのジュリアード音楽院、パリ・エコール・ノルマル音楽院などのマスタークラスの他、ポルト(ポルトガル北西部に在)、ブリュッセル(ベルギー首都)、ブカレスト(ルーマニア首都)、北京、東京、大阪諸都市の各大学や音楽学校にしばしば招聘されている

江原郊子[エハラヒロコ]
桐朋学園大学卒業。ピアノを寺西昭子、藤井一興、永冨和子の各氏に師事。92年渡仏。ジャン・ファシナ氏のもと、西洋ピアニズムを徹底して合理化した「ファシナ・メソッド」を体得。また、エコール・ノルマル・ドゥ・ミュジックにて室内楽ディプロム・スーペリウールを取得。フランス各地で演奏会を行う。2000年~2001年、ピアノ名曲集(CD全10巻)をリリース。現在はソロ・室内楽をはじめ国内各地で演奏会を行うほか、「エコール・ド・ピアノ」で後進の指導にあたっている

栗原詩子[クリハラウタコ]
1999年東京芸術大学大学院修了(音楽学)。2000年新潮社GramophoneJapan第1回CD批評新人賞。現在九州大学芸術工学研究院助手。ドビュッシーの作曲技法、フランスにおける音楽教育史、ならびに今日のマルチメディア・アートにおける時間構造を研究している。日本音楽会・日本音響学会・日本フォーレ協会・地中海学会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ケニオミ

10
自分はピアニストではありませんし、ましてや若いわけでは毛頭ありません。しかし娘がピアノで留学しようと考えているため、前から気になっていた本書を斜め読みすることにしました。パスカル・ロジェを含め著名なピアニストを育てた教師だけあり、指摘が的確のように感じました。中でも、若いピアニストが分析不足で、作品を十分に理解していない。そして、個人的な感情を表に出そうとするあまり、楽譜に書かれていることや、そこに宿っている精神を正確に辿らず、音楽的フレーズを歪めてしまっているという指摘には、娘を思い頷いてしまいました。2014/12/27

Sachi

3
薄い本でしたが、大変内容が凝縮された良い本でした。基本的な手の置き方も再確認。テクニックは芸術の一要素をなすものにすぎず、それ自体を目的として開発したところで使い道はない。2017/07/27

あうる

2
文量からしたらまあ当たり前では有ろうが、あくまでもファシナ氏の教育のエッセンスがコンパクトに纏められた著作だ。しかしファシナ氏が自らのその指導の経験を基にしておっしゃることには文字多からずとも大変信頼性があり更には実に的確である。今後の仕資としたい。2013/07/28

ほしぎつね

0
演奏に関してヒントになる記述が沢山ある。しかし、やはり本で演奏の仕方を勉強するのは難しく、限界がある。だから、こういう本は筆者の音楽に対する姿勢を学ぶというつもりで読むべきかもしれないと思った。私が印象的だったのは、一番最後の段落に出てくる「謙虚さと知性は、進歩の土台となる二大資質である」という筆者の言葉。やっぱりそうかと思うと同時に、この本を著した筆者の性格をよく表していると思った。2013/01/05

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