出版社内容情報
ピアニストの手の障害を防ぐには、手とピアノの正しい知識が大切。ピアノとピアノ奏法に詳しい医師ならではの平易な解説が特長。
ピアノ構造の画期的な発展にピアノ教育が追いつかず、そのために手を傷める生徒が激増した。今日のピアノ教育が生徒を手の障害から救おうとした人々によって築かれた歴史を知り、手の障害から出発したピアノ奏法の歴史を、人間の手の仕組みと楽器としてのピアノの発展を解説しながら述べたもの。人間の手については医学的知識が、楽器については機械としての構造の理解が必要で、理解を深める豊富な写真や図版、医師・音大教員・工学研究者の三者の観点から書き起こした、ピアノとピアノ奏法に詳しい医者の筆者ならではの平易な解説が特長である。
はじめに:手の痛みから現代ピアノ奏法へ/第1章:ピアニストの理想の手/第2章:手のしくみとピアニストの手の障害/第3章:ピアノ機構の発展と奏法/第4章:手の痛みから奏法の変革へ/おわりに:ピアノ奏法はどこに向かうか
【著者紹介】
1953年千葉県生まれ。79年山形大学医学部卒、医学博士。ピアノを御薗井弘子、児玉邦夫に、作曲を戸塚克郎の各氏に師事。横須賀共済病院医長、米国メイヨ―・クリニック研究員等を経て、現在、東京女子医大付属青山病院・音楽家専門外来、宇都宮大学大学院人間工学研究室主宰、京都市立芸大・洗足音大・昭和音大で教鞭をとる。
目次
はじめに 手の痛みから現代ピアノ奏法へ
第1章 ピアニストの理想の手
第2章 手のしくみとピアニストの手の障害
第3章 ピアノ機構の発展と奏法
第4章 手の痛みから奏法の変革へ
おわりに ピアノ奏法はどこに向かうか
著者等紹介
酒井直隆[サカイナオタカ]
医学博士・工学博士。米国メイヨー・クリニック研究員、横浜市立大学医学部客員教授等を経て現在、東京女子医科大学附属青山病院整形外科に「音楽家専門外来」を開設。音楽家の健康問題研究の第一人者として診療、講演等で活躍中。宇都宮大学大学院工学研究科教授、洗足学園音楽大学客員教授。国際手外科学会「音楽家の手」委員会議長。日本手外科学会・日本リウマチ学会・日本整形外科スポーツ医学会・日本運動器科学会・東日本整形災害外科学会等評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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朝ですよね
9saito