古典派音楽の様式―ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン

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古典派音楽の様式―ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン

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  • サイズ A5判/ページ数 653p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784276140677
  • NDC分類 762.05
  • Cコード C1073

出版社内容情報


刺激的な著作でクラシック音楽界に旋風を巻き起こした、米国のピアニスト・音楽文筆家チャールズ・ローゼン(1927-2012)の最初の著作にして、もっとも広く読まれた著。1971年初版刊行と同時に大きな反響を呼び(1972年 全米図書賞受賞)、その後も世界の研究者にとっての道標の一つとして高く評価されてきた。1997年の増補改訂版ではベートーヴェンに関する2つめの章が追加され、本訳書もこれに基づく。
本書は、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンという巨匠の音楽と古典派様式のありようを見事に説明し、古典派音楽の言語を描き出す。優れた音楽家である著者の、豊かな経験を土台に鋭い洞察が繰り広げられており、どの章にも読み応えがある。本書のように古典派巨匠の相互の関係性を具体的、かつダイナミックに論じた研究書は少なく、古典派音楽の複雑な本質に迫る力は特に注目に値する。18世紀古典派音楽を理解するための必携書、待望の初邦訳!

著者略歴
著・文・その他:チャールズ・ローゼン

1927-2012。ニューヨーク生まれのピアニスト、音楽文筆家。11歳でジュリアードを中退、プリンストン大学で博士号取得(仏文学)。著書に『The Romantic Generation』(1995)、邦訳に『ピアノ・ノート――演奏家と聴き手のために』(みすず書房、2009)、『音楽と感情』(みすず書房、2011)、『ソナタ諸形式』(アカデミア・ミュージック、1997)などがある。1972年、著書『The Classical Style: Haydn, Mozart, Beethoven』(本書)で全米図書賞(文芸部門)受賞。

翻訳:大久保 賢
1966年金沢市生まれ。主要な関心領域は音楽美学(近年はプラグマティズム)、20世紀以降の西洋芸術音楽、ピアノ。著書に『黄昏の調べ――現代音楽の行方――』、『演奏行為論――ピアニストの流儀――』、訳書にジム・サムスン『ショパン 孤高の創造者』(いずれも春秋社)がある。大阪音楽大学非常勤講師。

翻訳:中村 真
大阪府生まれ。関心領域は、チェコ音楽史、西洋芸術音楽とナショナリズム。論文に「せめぎ合う「民謡」概念――『モラヴィア恋歌集』の編纂をめぐるL.ヤナーチェクとZ.ネイェドリーとの対立」(圀府寺司他編『コンフリクトのなかの芸術と表現』(大阪大学出版会)所収)、翻訳にミラン・クンデラ「にわかに信じ難い運命」(『アステイオン』第86号)などがある。京都市立芸術大学音楽学部非常勤講師。

内容説明

古典派音楽の言語を描出。刺激的な著作でクラシック音楽界に旋風を巻き起こした才人、米国のピアニスト・音楽文筆家の最初の著作にして、もっとも広く長く読まれた著。豊かな経験と教養を土台に鋭い洞察を繰り広げ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンという巨匠の音楽と古典派様式のありようを見事に描き出す。1972年全米図書賞・文芸部門受賞、初邦訳!

目次

第1部 序論
第2部 古典派様式
第3部 ハイドン、1770年からモーツァルトの死まで
第4部 真面目なオペラ
第5部 モーツァルト
第6部 モーツァルト没後のハイドン
第7部 ベートーヴェン

著者等紹介

ローゼン,チャールズ[ローゼン,チャールズ] [Rosen,Charles]
1927‐2012。ニューヨーク生まれのピアニスト、音楽文筆家。11歳でジュリアードを中退、プリンストン大学で博士号取得(仏文学)。著書に『古典派音楽の様式―ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン』(1971、増補新版1997。1972年に全米図書賞を受賞)など、そして、文学関係のものがある

大久保賢[オオクボケン]
1966年金沢市生まれ。主要な関心領域は音楽美学(近年はプラグマティズム)、20世紀以降の西洋芸術音楽、ピアノ。大阪音楽大学非常勤講師

中村真[ナカムラマコト]
大阪府生まれ。関心領域は、チェコ音楽史、西洋芸術音楽とナショナリズム。京都市立芸術大学音楽学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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松本直哉

24
著者の本を読むのはこれで4冊目だが、いつも思い出させてくれるのは音楽の知的な理解と感性的な聴取が両立すること、前者が後者の質をさらに高めてくれること。譜例を引用しての楽曲分析は専門用語も多いのに、退屈などころか、その曲を一層深く聴きたい気にさせてくれる。ベートーヴェンのハンマークラヴィアソナタでの、三度音程が全楽章にわたってどれほど重要な役割を果たしているかのくだりは、推理小説のような面白さ。ハイドンのピアノトリオやモーツァルトの弦楽五重奏曲の分析も。曲名索引が充実しているので座右において事典的に使いたい2021/06/19

Tatsuo Ohtaka

0
ウィーン古典派音楽のありようを描き出す。興味深いのは章立て。第3部が「ハイドン、1770年からモーツァルトの死まで」として弦楽四重奏曲や交響曲を、第5部「モーツァルト」では協奏曲、弦楽五重奏曲、オペラ・ブッファを、第6部「モーツァルト没後のハイドン」としてピアノ三重奏曲と教会音楽を取り上げている。 ベートーヴェンではピアノ協奏曲第4番、エロイカ、ワルトシュタイン、ハンマークラヴィーア、最後の3つのソナタに紙幅が割かれている。ピアニストでもある著者による選曲は説得力があり、読みこめば得るところは多そう。2021/03/30

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