出版社内容情報
エチオジャズ!? それは、エチオピア音楽を震源とする世界の交響。エチオピアの帝政末期(1960年代末~1970年代初頭)に、エチオピア北部のペンタトニックスケール(五音音階)を基調とするエチオジャズが生み出される。それは「エチオピークEthiopiques」シリーズを通してひろまり、各国のミュージシャンやリスナーたちを熱狂させ、大きな影響を与え続けている。エチオジャズは、どんな定義もすり抜け、今日も新たな音楽を生成させていく。
20年以上エチオピアに通う映像人類学者が、自身の逍遥、音楽家との交流を軸に、写真、音源紹介を含めて魅惑の音楽世界を案内する。「エチオジャズとは何か?」と題した、文化人類学者・鈴木裕之氏との対談も収載。
内容説明
エチオジャズ!?それは、エチオピア音楽を震源とする世界の交響。エチオピアの音階をベースにしたジャズ的探求、伝承歌とジャズ、ソウル、ファンク、ロックンロールの融合…どんな定義もすり抜け、今日も新たな音楽を生成させていく!映像人類学者が自身の逍遙、音楽家との交流を軸に描く魅惑の音楽世界。
目次
刺青
フランシスとの出会い
シェレラ・サックス
ムラトゥ・アスタトゥケとの会話
アルメニアの孤児たち
文化芸術のコンダクター、皇帝の光と影
アズマリのジャズ
創造的な結合
東京、なじみある異郷
“対談”エチオジャズとは何か?―「エチオピークEthiopiques」が起こしたムーブメントを中心に―川瀬慈×鈴木裕之
エチオジャズ関連年表
著者等紹介
川瀬慈[カワセイツシ]
1977年岐阜県生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。国立民族学博物館教授。専門は映像人類学。エチオピアの音楽や宗教を対象に多数の民族誌映画を制作。人類学、シネマ、アート、文学の実践の交点から新たな知の創造と話法を探求する。主著に『ストリートの精霊たち』(世界思想社、2018年、鉄犬ヘテロトピア文学賞)、『エチオピア高原の吟遊詩人 うたに生きる者たち』(音楽之友社、2020年、サントリー学芸賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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