内容説明
イネの伝来、酒づくり、肉食の禁止、戦陣食、茶の湯、精進料理…日本人の食生活は、こんな歴史と共に変遷してきた。
目次
第1章 あの歴史事件に「食」はどう関わったか
第2章 権力者の思惑が「和食」のあり方を変えた
第3章 戦乱の歴史が生んだ、日本独自の「食」とは
第4章 東西の「食」の違いから、その時代の背景が見えてくる
第5章 「食」のルーツに見る、日本と外国の交流史
第6章 稲作と米文化の進化が、日本史をつくってきた
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。現在、明治学院大学教授。専攻は、日本古代史、歴史哲学。比較文化的視点を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組む一方、飽くなき探究心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aoto
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はじめに、本当は別の本を紹介したいのですが、著者・タイトルを忘れたため、検索できませんでした。ですので、主題がそれっぽいものをお一つご紹介します。以下、内容はタイトル不明の本のご紹介になります。便宜的に使用し、申し訳ありません。その本は食から歴史を考えるという視点で描かれています。幕末期、なぜ、薩摩が武力的に強国だったのか、という理由が食から語られるという視点が大変面白いです。経済学的な視点で戦争の起こりを考え、常識的な歴史の見方が公平であり、分析的であると感じました。歴史ロマンよりは、屁理屈雑学に興味あ2014/10/26
まる太
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剣客商売を読んでいて、昔の飯事情を復習したくなり引っ張り出す。手頃な値段で読みやすく、それなりに色々な話が書かれている。深さはそれなりではあるけれど、初めの一冊には良。2010/09/07