民族音楽学12の視点

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  • サイズ A5判/ページ数 189p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784276135109
  • NDC分類 762
  • Cコード C1073

出版社内容情報

民族音楽学の入門書。専門的な音楽の経験がなくても、音楽への知的な好奇心がある人に向けて編まれた。コラムも読み応え充分。

「民族音楽学」は世界の多様な音楽文化を扱いながら、人間と音楽について考える学問。本書はこの民族音楽学の入門書。専門的な音楽の経験がなくても、音楽への知的な好奇心がある人に向けて編まれた。「民族」という語がついてはいるものの、民族音楽学は遠い異国の音楽だけを扱うものではなく、あらゆる音楽を扱う。本書は地域別・ジャンル別ではなく、むしろ複数の音楽文化を横断的に捉えられるような以下の視点を提示する。第一部「響きと身体」では身体、舞踊、書記性(楽譜)、言葉。第二部「伝承と政策」では、個人にとっての伝承、国家の政策、ユネスコ等の国際機関の関与。第三部「社会の中の音楽」ではマイノリティ、越境、アイデンティティ構築、知的所有権。最後に、「民族音楽学」という学問の現在までを示す。「リズム」「舞踊研究」「音組織」「採譜と分析」「資料としての楽器」「フィールドワーク」「映像」の7つのコラムも読みごたえがある。

はじめに 増野亜子
響きと身体
 1 音楽と身体 増野亜子
 コラム1 リズム 寺田吉孝
 2 音楽と舞踊 金光真理子
 コラム2 舞踊の記譜と分析法 金光真理子
 3 聴こえるものと見えるもの 谷正人
 コラム3 音組織(音階) 谷正人
 4 音・声・ことば 梶丸岳
伝承と政策
 5 伝統芸能の伝承――個人にとっての芸の伝承 小塩さとみ
 コラム4 楽譜・採譜・分析 小塩さとみ
 6 無形文化遺産としての音楽 福岡正太
 コラム5 資料としての楽器 福岡正太
 7 無形文化財と韓国の伝統音楽 植村幸生
社会の中の音楽
 8 マイノリティ 寺田吉孝
 コラム6 映像記録と録音 藤岡幹嗣
 9 越境・ディアスポラ 早稲田みな子
 コラム7 フィールドワーク 梶丸岳 
 10 ローカルとグローバル、アイデンティティ ??松晃子
 11 グローバル化と著作権問題 塚田健一
総括
 12 民族音楽学への流れ 徳丸吉彦
引用・参考文献

目次

響きと身体(音楽と身体;音楽と舞踊;聴こえるものと見えるもの;音・声・ことば)
伝承と政策(伝統芸能の伝承―個人にとっての芸の伝承;無形文化遺産としての音楽;無形文化財と韓国の伝統音楽)
社会の中の音楽(マイノリティ;越境・ディアスポラ;ローカルとグローバル、アイデンティティ;グローバル化と著作権問題)
総括(民族音楽学への流れ)

著者等紹介

徳丸吉彦[トクマルヨシヒコ]
東京大学で音楽学・美学を学び、後にラヴァール大学から博士号取得。国立音楽大学、お茶の水女子大学、放送大学を経て聖徳大学教授・京都市立芸術大学客員教授

増野亜子[マシノアコ]
東京芸術大学大学院音楽研究科修了、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人文科学)。現在、東京芸術大学・国立音楽大学他非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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1959のコールマン

39
☆4.5。「対象とするのは世界の音楽、人類の音楽である。国によっては、伝統音楽、民俗音楽、古典音楽、ポピュラー音楽などの区別が用いられているが、民族音楽学はそのどれをも対象とする」p152と書かれているように、民族音楽の本ではない・・はずなのだが、扱われている音楽は一般にいう「民族音楽」がほとんどだ。とはいえ充実した本。まず音楽の本では無視されがちな「身体」を最初に持ってきて、真ん中に「伝承」。最後の方にこれまた案外無視されがちな「著作権」を持ってきている。特に著作権の項目は必見だろう。文章も読みやすい。2019/11/17

sun

7
最新の入門書。引用が多く研究初学者向け。動画記録など、資料は格段に獲得しやすくなっている。ただ、研究者の視点はあくまで西洋音楽からなので、ち密になるだけで、あまり面白くない。トレンドをつかむにはいい。 2016/08/25

naomi

0
ページ数は少ないけど新たな視点が多く与えられた。 気になったキーワード ・伝承 ・なんのために記録をするのか、と視点 ・著作権と第三世界 2020/03/19

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