内容説明
フォーレの音楽は、フランス音楽の中でも独特の光を放って輝いている。そのひそやかな魅力とフォーレに寄せる想いを語るアンソロジー。
目次
フォーレの「位置」について
鼎談―フォーレの時代の芸術と文学
『ノクチュルヌ(夜想曲)』第6番 開始部分をめぐって
フォーレとマグダ・タリアフェロ
『ペネロープ』の管弦楽法
フォーレのドラマトゥルギー
閉ざされた庭から響くもの―G・フォーレの美学
対談―敬愛してやまぬフォーレ
弾く立場から
ガブリエル・フォーレ―人と音楽〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん
0
フォーレが夜の音楽であり、アール・ヌーヴォーの曲線を描くメロディーであり、ダイナミクスの不要な強調は避けねばならず、ひそやかで内面的な音楽であること…あらためて比較のためにラヴェルやドビュッシーを聞き直してもいいなあと思うなど2022/09/28
hr
0
様々な文章を集めた構成。各文の熱量の差が残念。特に序盤の鼎談が、フォーレの話をほとんどしていない。フォーレをテーマに話してもらったら、結果的にはフォーレが深まらなくて、後から「フォーレの時代の芸術と文学」のようなタイトルを付けたのかも知れない。2020/06/21
-
- 和書
- 古本屋は奇談蒐集家