感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
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著者のデイヴィッド・マンロウは古楽器(クルムホルン等)奏者で、ロンドン古楽コンソートを設立して活動。また、古楽器の蒐集家にして音楽学者(とりわけバロック以前の音楽)。本書は、そんなマンロウならではの著。中世とルネサンス音楽の楽器について詳述する。探求の方法は①オリジナル楽器の収集(大半は修理されている)②民族楽器からの類推、③絵画等に描かれた資料、④文献(演奏の記録や教則本)、⑤楽譜ーこうしたものを手掛かりに再現していくようだ。なお、マンロウは有数の古楽器蒐家である。その努力と才能に敬服。 2022/10/16
hr
1
4年くらい前に古書で購入。某大学の除籍本だった。マンロウも訳者も、力が入っていて素晴らしい。読む度に、手に入れられたことの嬉しさを新たにしている。2023/08/16