調性音楽のシェンカー分析

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調性音楽のシェンカー分析

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  • サイズ B5判/ページ数 475p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784276101616
  • NDC分類 761
  • Cコード C1073

出版社内容情報

シェンカー理論は楽曲、特に調性音楽の分析方法として世界的に普及している。的確な訳文が難解とされる理論の理解を助ける。

シェンカー理論は楽曲の分析、とりわけ調性音楽の分析方法として、1960年代から英語圏を中心に、世界的に広く普及している。特にアメリカでは、「シェンカー」と明記されていなくても、楽曲分析はほとんどすべてがシェンカー理論によっていると言われる。シェンカー分析は、楽曲をそのもっとも原初的な構造(ウアザッツ)からの展開として捉えるもので、実際の分析においては、現実の楽譜(前景)から複数の中景を経て、もっとも基本的な後景へと還元していく。本書は訳者からの強い推薦を受けて刊行するもので、2011年の原書第三版にもとづく訳出である。全体は2部に分かれ、第1部では、旋律、和声、対位法の側面からシェンカー分析の基本を説明し、第2部は主要な形式別に実作を分析する。各章末には分析課題が付される。巻末付録としてシェンカー分析特有の記号や記譜法がわかりやすくまとめられるほか、用語解説や参考文献、日本語版オリジナルの事項索引などが付く。訳者の労を多とした原著者からの、日本語版への序文も寄せられた。
19世紀末から20世紀初頭に掛けて活躍した、指揮者、作曲家、音楽理論家、ハインリッヒ・シェンカーの業績を1930年代から40年代に掛けて、アメリカに初めて紹介したのは、彼の弟子、フェーリクス・ザルツァー、オスヴァルト・ヨーナス、ハンス・ヴァイセである。そののち、ザルツァーの弟子、カール・シャハターがアメリカにおけるシェンカー分析の分野で、指導的な存在となった。本書の原著者2人は、このシャハターの弟子にあたる。

献辞
まえがき
日本語版の序文
Preface to the Japanese Edition
日本語版の凡例

第1部 基本原理
 第1章 序論
 第2章 旋律と対位法
 第3章 バス・ラインと和声構造
 第4章 線的技法
 第5章 調的構造
 第6章 旋律延長の技法
 第7章 基本構造の基礎的な労作

第2部 分析の応用
 シェンカー理論の形式観
 第8章 1部分形式
 第9章 2部分形式
 第10章 3部分形式とロンド
 第11章 ソナタ原理
 第12章 慣用的な調的パターンと手法

付録 グラフ記譜法の手引き
用語解説
参考文献
訳者あとがき
譜例索引
事項索引

【著者紹介】
アメリカの音楽理論研究者。西メリーランド大学を卒業後、博士(Ph.D、1983)、オバーリン音楽院の助教授(1983~88)、教授(88~現在)を務める。この間、ハーヴァード大学客員研究員(1984)、ニューヨーク州立大学講師客員研究員(1987)など。論文・著書多数。

内容説明

調性音楽の和声的および対位法的側面がもつ、もっとも本質的な諸原理を、実際の作品を数多く分析することによって学ぶ。日本の音楽学研究、教育現場を考慮した注釈が付された、最高の翻訳が実現。教育的な姿勢がさらに強化された原書第3版(2011)にもとづく訳出!

目次

第1部 基本原理(序論;旋律と対位法;バス・ラインと和声構造;線的技法;調的構造;旋律延長の技法;基本構造の基礎的な労作)
第2部 分析の応用(1部分形式;2部分形式;3部分形式とロンド;ソナタ原理;慣用的な調的パターンと手法)

著者等紹介

キャドウォーラダー,アレン[キャドウォーラダー,アレン] [Cadwallader,Allen]
イーストマン音楽学校大学院卒(PhD)ニューヨーク州立大学をへて、現在はオハイオ州のオーバーリン大学付属音楽院教授。専門はシェンカー理論

ガニェ,デイヴィッド[ガニェ,デイヴィッド] [Gagn´e,David]
ニューヨーク市立大学大学院卒(PhD)ニューヨーク大学、コロンビア大学をへて、現在はニューヨーク市立大学のクイーンズ・カレッジと大学院センター准教授。専門はシェンカー理論

角倉一朗[スミクライチロウ]
1932年東京生。東京芸術大学音楽学部楽理科卒、同専攻科修了。桐朋学園大学助教授、東京芸術大学助教授、同教授、神戸女学院大学大学特任教授を歴任。元日本音楽学会会長、元国際音楽学会理事。現在、東京芸術大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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