内容説明
祭礼で活躍する鳶などの職人と彼らを雇う町の旦那方・旦那衆の相互交渉の中に、どのように祭りの権威・権力が創造、受容されてきたのか、人びとを引き付ける祭りの民俗誌的考察。
目次
第1部 熊谷うちわ祭の歴史と民俗(熊谷市と熊谷うちわ祭の概要;新聞にみる明治時代の熊谷うちわ祭;熊谷うちわ祭に関わる民俗事象)
第2部 旦那衆・鳶・若連の攻防(祭礼における熊谷鳶の変容;旦那衆の権威の創造;若連の変容と拡大 ほか)
第3部 祭礼の変容と祭典組織の動向(関西圏の祭礼組織の内部構造―京都祇園祭船鉾町を事例に;観光化による祭典組織の変化―千葉県成田市成田祇園祭を事例に;外部の祭礼における影響―沼田まつりのマンドウを事例に)
祭礼における権威・権力
著者等紹介
市東真一[シトウシンイチ]
1992年長野県松本市生まれ。2013年國學院大學北海道短期大学部文学部国文学科卒業。2015年國學院大學文学部日本文学科卒業。2017年神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士前期課程修了。2020年神奈川大学大学院歴史民俗学研究科博士後期課程修了。博士(歴史民俗資料学)。日本民俗学会第40回研究奨励賞受賞。現在、神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員。専門は日本民俗学(都市祭礼、民間信仰)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- プリンセスオーディション【タテヨミ】第…