家族写真をめぐる私たちの歴史―在日朝鮮人・被差別部落・アイヌ・沖縄・外国人女性

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  • サイズ A5判/ページ数 262p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784275020475
  • NDC分類 367.21
  • Cコード C0036

出版社内容情報

さまざまなルーツをもち、日本社会で生きる在日朝鮮人、被差別部落、アイヌ、沖縄、フィリピン、スリランカ、ベトナム出身の女性達。24人が「家族写真」をとおして語る、私たちの歴史・私たちの表現。

ミリネ編 皇甫康子責任編集[ミリネ]
1991年発足。皇甫康子氏が代表。

内容説明

なぜ「家族写真」なのか。さまざまなルーツをもつ女性たち24人が語る、もう一つの歴史。

目次

なぜ「家族写真」なのか―ジェンダー、民族的マイノリティと表現活動(皇甫康子)
1 在日朝鮮人女性たち(皇甫康子―「在日」家族の写真;鄭美由紀―母にとっての家族写真;李和子―オモニのアルバム―薄れゆく記憶をたよりに歴史を紡ぐ ほか)
2 被差別部落出身の女性たち(上本由加利―「純白」のアルバムから;川崎那恵―母からのメッセージ―いつだって自分で決めたらいいよ;熊本理抄―「家族」というかさぶた ほか)
3 アイヌ・沖縄・フィリピン・スリランカ・ベトナムの女性たち(原田公久枝―おかあちゃんとおとぉちゃんの話;新垣安子―フィリピンから日本へ―戦争で故国を離れた母のこと;大城尚子―私のなかのオキナワ―祖父の死を受けて ほか)
萩原弘子さんに聞く―「家族写真」に写っていないものは 写真の真実、写真の嘘

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

38
身近で見聞きしないと、声をあげてもらえないと気づけないー結局、そこが社会の一番の問題なのだー「みんなちがって、みんないい」はずなのに、気づけば同調圧力に飲み込まれ、私たちは「普通」でないことを隠さないといけないのです。私たちは声をあげられる場づくりを、理解し合う努力を諦めてはいけないという思いを強くしました。この国の「家族のかたち」はもっと多様であっていいはずです。2025/06/16

ヒラP@ehon.gohon

18
在日朝鮮人、被差別部落、アイヌ、沖縄、外国人、様々な出自が、差別や苦しみの根源であることを重く受け止めました。 共生社会がうたわれ、そのような感覚は薄らいでいることを信じたいのですが、自分のルーツは変えようがないことも受けとめました。2025/02/01

てくてく

8
副題にある様に、在日朝鮮人、被差別部落、アイヌ、沖縄、外国人女性たち24名の家族についての物語が家族写真を用いて語られている。手紙および写真でしか近況を伝えることができなかった時代、あるいは事実を伝えるというよりもこうあって欲しいということを伝えるための写真の役割が興味深かった。2017/05/13

らすた

1
いろんな立場で日本に暮らす方々の生活が生々しく感じられます。こういった方々も幸せに暮らせる社会ができないものか。 たまたま図書館で手に取った本ですが、出会えて良かったと思います。2022/07/10

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