内容説明
生殖・遺伝・死の操作をめぐり、人間として超えてはならない限界と倫理のありかたを問う。
目次
1 生殖の操作をめぐって(不妊症と人工授精;体外受精と子供の知る権利;体外受精技術の拡張と生命倫理;クローン技術と人権;iPS細胞の可能性と問題点)
2 遺伝の操作をめぐって(ヒトゲノム研究と遺伝情報の解読;出生前診断と妊娠中絶;遺伝病と受精卵診断;遺伝子診断と「知らされない権利」;遺伝情報とプライバシー)
3 死の操作をめぐって(脳死と臓器移植;終末期医療と死の迎え方)
著者等紹介
伊坂青司[イサカセイシ]
1948年三重県鈴鹿市に生まれる。1973年東北大学文学部哲学科卒業。1976年東北大学大学院文学研究科哲学専攻修士課程修了。1981年同大学院文学研究科哲学専攻博士課程単位取得退学。1984年神奈川大学外国語学部専任講師、1986年同助教授を経て、同教授。1999年「博士(文学)東北大学」を取得。専門:ドイツ観念論とロマン主義・比較思想・生命倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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