内容説明
「中国に負けた」現実に軍国日本はどう向き合ったか―十五年戦争のあとの断絶八年、両国民は相手をどう見ていたか―中国の内戦、東西冷戦、朝鮮戦争…歴史は過酷に回転した。両国はその中で再び敵対陣営の一員としてまみえることに。
目次
日本敗戦の衝撃 一九四五年
内戦へ向かう中国を見る目 一九四六年
内戦はどう伝えられたか 一九四六年~一九四七年
内戦の外と内 一九四七年~一九四八年
戦局の推移 一九四七年~一九四八年前半
衰弱する国民党政権 一九四七年~一九四八年
共産党軍、全面反攻へ 一九四八年秋
内戦、大勢決す 一九四九年
渦中の暮らし、政府、日本人 一九四八年~一九四九年
中華人民共和国の成立(1)内戦の終結 一九四九年
中華人民共和国の成立(2)新国家誕生 一九四九年
戦後の分岐点 一九五〇年
建国直後の中国国内 一九五〇年
朝鮮戦争 一九五〇年
中国軍参戦で長期戦へ 一九五〇年秋
戦線膠着・休戦会議へ 一九五一年
講和条約と中国問題 一九五一年
独立回復と「中国選択」 一九五一年~一九五二年
モスクワ経済会議・断絶の終わりへ 一九五二年
著者等紹介
田畑光永[タバタミツナガ]
1935年東京生まれ。1960年東京外国語大学中国語科卒業、ラジオ東京(現・東京放送)入社。1977年~北京・香港支局長、ニュース・アンカーなど。1996年神奈川大学教授(~2006年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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