東アジア市場経済―多様性と可能性

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  • サイズ A5判/ページ数 427p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784275019592
  • NDC分類 332.2
  • Cコード C3033

内容説明

編著者らは、1997年から2000年までの4年間、「アジアにおける市場経済の諸類型とその形成・発展に関する研究」という研究課題で中国の上海、広東周辺と北京周辺、および台湾、韓国で企業訪問や研究機関との学術交流を行い、東アジアの多様性を現地において実感してきた。本書はその共同研究の成果の一端をまとめたものである。

目次

グローバル資本主義と経済の多様な「型」
東アジア経済成長の条件
中国社会主義市場経済の可能性
中国国有企業の改革と現代中国の諸問題
華人ネットワーク
アジア型金融システムとアジア金融危機
東アジア貿易ネットワークの変容
アジアにおけるセーフティネット―預金保険制度に関連させて
韓国経済の工業化と世界経済
台湾の複線型経済開発―半導体産業の形成過程における政府の役割
中国国有企業における「単位」制度の変容―管理機構と労使関係の側面を中心に
中国・台湾の経済発展と日系現地企業―世界経済の構造変化とアジアにおける日系企業の経営戦略・操業動向

著者等紹介

山口重克[ヤマグチシゲカツ]
1932年福井県武生市に生まれる。東京大学経済学部卒業。同大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士。現在、国士舘大学政経学部教授。東京大学名誉教授
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