内容説明
「弁証法」、「唯物論」、「意識論」、「個人の問題」の小主題を軸に主題であるマルクス自身においてヘーゲル哲学がどのように評価され、批判され、また吸収されたかに迫った著者30年間の思考。
目次
序章 マルクスにとってヘーゲル問題とは何であったか?
第1章 否定性の弁証法(ヘーゲル反省の論理とマルクス;ヘーゲル否定性の弁証法とマルクス)
第2章 マルクス唯物論の形成と特質(初期マルクスの「唯物論」把握;マルクスの唯物論概念)
第3章 意識論―ヘーゲルとマルクス(ヘーゲルの意識概念;フォイエルバッハにおける「意識と対象」;マルクス意識論の射程)
第4章 史的唯物論における個人の問題
著者等紹介
石井伸男[イシイノブオ]
1942年東京都に生まれる。1974年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了。東京都立大学人文学部助手、高崎経済大学助教授を経て、現在、高崎経済大学経済学部教授
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