内容説明
資本主義発展の二つの途の一つ、いわゆる「プロシャ型」の歴史構造を明らかにする。アメリカ、フランスなどの近代国家にたいして、日本を始め圧倒的多数の国が「プロシャ型」近代に属する。その「プロシャ型」近代化の歴史的構造を分析して、後進国近代化の原型を示した画期的労作。
目次
第1章 一八世紀後半の東ドイツにおける『農業革命』の特質
第2章 「農民保護」と「農民解放」―プロシャ「絶対王制」の対農民政策の歴史的意義
第3章 いわゆる「プロシャ型」の歴史的構造
第4章 プロシャ農民解放の前提
第5章 プロシャ「農民解放」期における共同地をめぐる諸問題―特にシュレージエンを中心として
第6章 ドイツ産業革命と鉄道建設
著者等紹介
北条功[ホウジョウイサオ]
1923年東京市神田区に生まれる。旧制第一高等学校、東京大学経済学部を経て東京大学特別研究生、学習院大学教授、同経済学部長、大学院経済研究科長。現在、学習院大学名誉教授。分担執筆に「近代資本主義の成立」「近代の産業」「西洋経済史講座IV」「国民経済の諸類型」「社会経済史学」、その他がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- ズーミング!自衛官