内容説明
本書の主題は、中国近代史研究では最も馴染み深い農家経営と土地所有という問題枠組のなかに設定されている。
目次
序章 問題の所在
1章 商業的農業進展下の華北・華中農業
2章 「華北農村慣行調査」と土地慣行
3章 一九二〇~三〇年代河北省棉作地帯における農家経営と土地所有―売買と相続による土地集散のメカニズム
4章 一九二〇~三〇年代上海市および江蘇省における農家経営の実情―農家経営の安定性と地主資産の流動性
終章 一九二〇~三〇年代華北・華中地域における農家経営の実情と土地所有の動向
附論 日本における近代華北農村・農業研究の現在
著者等紹介
柳沢和也[ヤナギサワカズヤ]
1969年静岡県浜松市に生まれる。1991年神奈川大学法学部法律学科卒業。1993年神奈川大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。1999年神奈川大学大学院経済学研究科博士後期課程修了博士(経済学)。現在神奈川大学経済学部非常勤講師。放送大学埼玉学習センター非常勤講師
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