内容説明
「感性の歴史」の研究で知られるフランスの歴史学者、アラン・コルバン氏の語る社会史の方法と未来。
目次
第1部 講演記録・民族歴史学と感性の歴史―歴史の一手法(歴史人類学と歴史の方法;構造主義的人類学の影響;身体の歴史;社会の想像力と感性の歴史 ほか)
第2部 インタビュー・感性の歴史学―社会史の方法と未来(歴史学の方法と「感性の歴史学」;現代の問題と歴史学の方法)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
13
「においの歴史」など、その当時の人々が生きた感覚、感性を対象にした歴史学を切り開いたアンリ・コルバンが、自分自身の方法論やそのルーツ、現代における意味を語った講演とインタビュー。アナール学派と構造主義人類学が歴史学に射し込んだ光についても重要だが、ミシュレからの影響を語った部分がいい。また、対象の内側に潜り込んで歴史を語ることの固有の危険にもしっかりと触れながら、全体としての歴史というものを語ろうとしているのにも感心が向く2014/06/19
misono
1
「感性の歴史」「音の風景」などのアラン・コルバンが神奈川大学で行った講演を収録した60pほどのブックレット。この分野の水先案内本として参照できるかもしれない。2021/02/18
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