サバイバル―現代カナダ文学入門

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サバイバル―現代カナダ文学入門

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  • サイズ A5判/ページ数 329,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784275015938
  • NDC分類 930.29
  • Cコード C0098

内容説明

カナダ首相出版賞受賞。

目次

序章 なにが、どこが、そしてなぜ「ここ」なのか―カナダ文学、認識論そして方法論
第1章 サバィバルの理論と構造
第2章 怪物と化した自然
第3章 犠牲になる動物たち
第4章 カナダの先住民たち
第5章 祖先のトーテム像―探検家と開択者
第6章 家族の肖像―熊の仮面
第7章 嫌気のさした移民―犠牲と失敗
第8章 死という偶然の出来事―軽率な英雄、説得力のない殉教者、そしてその他の悪しき手段について
第9章 麻痺した芸術家たち
第10章 氷のような女性と大地の母―『石の天使』とヴィーナスの不在
第11章 ケベック―燃えさかる邸宅
第12章 脱獄と再創造

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ecriture

9
アメリカ文学、イギリス文学に関する研究所は数あれど、この本が出るまではカナダ文学に関するものはほとんどなかった。植民地時代からアメリカの影としての現在の姿まで「サバイバル」をキーワードにカナダ文学の旅程を辿っていく。カナダ人は犠牲者であり、生存者である。この宣言に今の南部カナダ人はどう反応するだろうか。2010/11/24

9saito

0
興味深いけれど、あっさり目で強い印象が残りません。2012/10/14

0
★★2005/07/28

negi

0
加藤裕佳子訳。難しかった。これ入門かなあ?文学に親しんでる人にはそうなのかも。これまで省みられることの少なかった「カナダ文学」をカナダ文学から論じた本(1972年刊)。現在はまた状況が違うらしいけど、この本からはカナダの人たちの自国に対する期待の持てなさ、関心のなさに圧倒されてしまった。なぜそうなのかを文学という自画像から探り、まずは今いる場所の地図を描くことでこれからの可能性を見出していくような意義ある本だと感じたのだが、そういうぼやっとした感想しか抱けなかった。苦手な詩の引用が多かったのも大きいかも。2022/05/05

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