内容説明
本書は、「経済学の成立問題」と「アダム・スミス問題」という二つの問題について考察する。
目次
第1部 近代自然法学の発展と経済学の源流(自己保存の自然法学;理性と道徳感覚の自然法学;近代自然法学の経済思想)
第2部 アダム・スミスの自然法学(ヒュームとスミスの共感論;ヒュームの正義論;スミスの自然法学(1)―「アンダソン・ノート」と『道徳感情論』
(2)―『法学講義』正義論)
第3部 経済学の成立過程(『法学講義』行政論の発展;スミス価値論の成立過程;スミスの道徳哲学体系と経済学;スミス研究と現代)