内容説明
現代の黒人女性の文学作品にみるバイタリティーと魅力の源泉はなにか。80年代アメリカ黒人女性作家論的性格をもちつつ、彼女らの作品と作家活動に歴史的パースペクティブを与える。
目次
第1章 『グレンジ・コープランドの第三の人生』論
第2章 『わがいとしきものの神殿』への序論―アリス・ウォーカーの最新のエッセイ集に見る思想と行動
第3章 『わがいとしきものの神殿』論―アリス・ウォーカーのフェミニズム思想を中心に
第4章 『ター・ベイビー』論―ジャディーンとサンの関係を中心に
第5章 グローリア・ネイラー『ブリュースター・プレイスの女たち』論―スラムに生きる女たち
第6章 『リンデン・ヒルズ』論―黒人のブルジョワ化と精神的危機の進行
第7章 『ママ・デイ』論―伝統と新しい黒人男女のありかたを巡って
第8章 アメリカ黒人女性作家の過去と伝統―小説に見る黒人女性作家の歴史
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