内容説明
本書は、オッペンハイマーによるマルクスの相対的過剰人口論にたいする批判とそれをめぐる論争、および、1920年代におけるヴァルガの構成的失業論とそれをめぐる論争という、現在では誤解されあるいは完全に失念されてしまっている資本主義的な相対的過剰人口についてのエポック・メーキングな二つの国際的論争についての再発掘と検討をおこない、それをつうじて資本主義における資本蓄積と雇用・失業問題についての理論的解明をおこなうということを基本的内容とするものである。
目次
第1部 資本主義の一般的理論における過剰人口(誤解された批判家オッペンハイマー;オッペンハイマーをめぐって;資本蓄積と労働力需給変動;資本構成高度化のもとでのkとpとの関係;賃金上昇と資本蓄積の抑制;人口の都市集中と労働力雇用;相対的過剰人口の発現形態)
第2部 構成的失業をめぐる論争(1920年代における新たな事態;ヴァルガの構成的失業論;ヴァルガ理論にたいする批判;構成的失業論争の示すもの;相対的過剰人口についてのわが国の諸見解)