コンピュータの中の人類―ソフト宇宙のコスモロジー

コンピュータの中の人類―ソフト宇宙のコスモロジー

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  • サイズ A5判/ページ数 388p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784275013644
  • NDC分類 007
  • Cコード C0042

内容説明

巨大コンピュータで宇宙をシミュレートしたとき、ビッグ・バンから始まって、星雲が生じ惑星ができ、ついには人間(ソフト人類)までが登場するだろう。そのソフト人間から世界がどう見えるかを考察するのが「ソフト宇宙論」である。ソフト宇宙とはわれわれの宇宙そのものではないのだろうか?そのとき“コンピュータの外の世界”とはいったい何なのか?コンピュータの内と外とのコミュニケーションとは?彼そのものが情報的実体であり、情報はコピー可能なので、彼そのものもコピー可能となるが、人間を記録し再生するとは、いったい何を意味するのか?結論には真に驚くべきものがある。物理学の宇宙像をまるごとソフトウェアですくいとったとき、情報科学的な宇宙像が生まれる。そこには科学主義をはるかに超えた、新しい世界観の展望がひらける。本書は物理学と情報科学のひとつの統合を果たしている。

目次

第1章 前提=数学的世界観および極限のコンピュータ
第2章 世界の内と外―二重世界論
第3章 時間論―時間を自由に編集する
第4章 非物質的精神あるいは霊魂
第5章 関連したトピックス―ラプラスの魔、ソフト・ロボット、ハード世界模型
結語

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