内容説明
近代中国東北地域における稲作という新しい農耕文化の形成過程を東アジア地域間の融合と相克の歴史から迫る。
目次
第1部 1920年代までの朝鮮人移民の増加と水田開発(1910~1920年代、中国東北地域における移民の増加;朝鮮人移民の移住にともなう稲作農業の展開;農民層の社会的分化と営農実態)
第2部 満洲事変以降、北満地域における稲作農業の展開(満洲国前期の米穀政策と米生産の実態;満洲国成立以降、朝鮮人移民政策と移住の実態;満洲国における「安全農村」の建設と朝鮮人農民―濱江省珠河県河東村を中心に;北満における稲作及び畑作経営―『北安省海倫県瑞穂村調査報告』における事例の検討)
著者等紹介
朴敬玉[パクキョンオク]
1977年生まれ、2011年一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。専門は東アジア社会経済史及び中国近現代史。現在、一橋大学大学院社会学研究科特別研究員・文教大学国際学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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