目次
推理小説家以前の松本清張
第1部 戦後社会の中の清張小説(日本近代における欲望と犯罪―『砂の器』;松本清張の文学を論じること―『Dの複合』;清張小説のなかの映画と映画館;『無宿人別帳』論―社会派ミステリーに連続する時代小説)
第2部 世界の中の清張ミステリー(社会派ミステリーから社会派サスペンスへ―『黒い福音』と『聖獣配列』;もう一つの原点―「百済の草」と「走路」;古典的な本格探偵小説―『アムステルダム運河殺人事件』;阿片と頽廃とCIAのラオス―『象の白い脚』)
第3部 清張文学と古代史・天皇制(仮説を語る小説―「東経139度線」;古代史の学説小説―『火の路』と『眩人』;松本清張の新興宗教観―邪教と反逆と天皇制;“神話”は解体されたか?―『北一輝論』)
松本清張の天皇制観―『象徴の設計』『昭和史発掘』『神々の乱心』
著者等紹介
綾目広治[アヤメヒロハル]
1953年広島市生まれ。京都大学経済学部卒業、広島大学大学院文学研究科博士後期課程中退。現在、ノートルダム清心女子大学教授。日本近代文学専攻。「千年紀文学の会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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