内容説明
HIVに母子感染した孤児たちの生活施設バーンロムサイで子どもたちと分かち合ったこと。
目次
1 チェンマイへ(チェンマイとの出会い;子どもたちの死と向きあって)
2 バーンロムサイ日記(立ち止まってはいられません;草木染め、はじめました! ほか)
3 ドイツで暮らした10代(1962年6月・ミュンヘンで暮らしはじめて;1962年7月・ホームシック ほか)
4 これからのバーンロムサイ(抗HIV療法;子どもたちの自立に向けて ほか)
著者等紹介
名取美和[ナトリミワ]
1946年、中華人民共和国にて名取洋之助、玖の長女として生まれ、翌年4月引き揚げ船で日本へ。62年慶應義塾女子高等学校1年修了後、デザインを学ぶためドイツへ留学。65年帰国後、広告代理店に就職するも1年で再渡欧、69年結婚、出産のため帰国、1年で離婚、娘とふたりで渡独。その後、通訳、コーディネーター、カメラマンとして働きながら滞欧、73年帰国後さまざまな仕事に従事。81年から91年まで東京で西洋骨董店を経営。97年たまたま訪れたタイ・チェンマイでエイズ患者の人たちと知り合い、99年53歳で、チェンマイ市の郊外ナンプレー村に「バーンロムサイ」を設立、今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ねこけし
7
チェンマイのエイズ孤児院、バーンロムサイ。海外の孤児院は他にも知っているけれど、日本らしい性質を持った孤児院はかここしか知らない。海外と違って日本は寄付やボランティアなどの社会貢献に対する意識がまだまだ低い。そんな国民性に則って「寄付だけに頼らない」をキャッチフレーズにプロジェクトを展開しているところがまさに「日本らしい」。また、著者が海外に住む中で見出だした日本の課題は日本社会に閉じこもっていた私に鋭く突き刺さってくる。しあわせのハードルが低いのは誰かではなく生き急いでるこの私かもしれない。2015/04/24
猫草
1
こんな女性は どこの国の子どもでも 母のような存在になれる素晴らしさ!2014/05/08
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