目次
グローバル資本主義の現局面
第1部 世界経済の現状(世界経済の歩み;戦後パックス・アメリカーナの転換とアメリカ発のグローバル金融危機;欧州経済統合の軌跡と国際金融危機・ソブリン危機の展開;開発の諸相;資本主義経済の歴史的展開―戦間期までの概観)
第2部 日本経済の現状(日本経済の歩み;日本の産業構造と日本型経営・日本的生産システム;労働をめぐる現状と課題;金融システムの変容と金融の再編―金融規制と金融自由化を中心に;福祉国家の再編―政策と財政)
第3部 現代経済・社会の焦点(情報化と経済・社会の変容;エネルギー問題―石油を中心として;日本の社会保障と租税制度)
福島第一原発事故と日本の原子力問題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Moloko
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階級理論や経済史的な観点から、現代の経済の諸問題について論じた本で、社会問題への批判的な観点を知るためには丁度良かった。ただ、富裕層への課税をすれば万事解決みたいな前提を置いている章があって、真正なマル経さを感じた。また、原発の章では、危険性や管理の杜撰さを強く論じていたが、何点か気になった部分もある。一つに、天然ガス価格が世界の中でも日本だけ原油価格連動で高くなったというが、アジア価格も高騰した。電力会社の地域独占を支えたのは経産省というが、経産省が電力自由化を推進した事実と矛盾する。2016/08/04
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